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2006/02/21

嫁さんを殴るだんな

つい先ほど、家の前でやっていた若い夫婦喧嘩を止めにいってきました。
夫婦喧嘩というよりも、だんなが嫁さんに一方的に殴る蹴るの暴行を加えていたので、我慢できずに止めに入ったのでした。

最初は、夫婦喧嘩とは思いませんでした。外で自転車が倒れる音がしたあと、男のどなり声が聞こえ、「ガキのクセしてなめとんのか!」と言っていました。

道路を挟んだ向かい側の歩道は、180センチほどの幅があります。せまくはないのですが、夜中になると酔っ払いが大声で叫んだりすることもあり、自転車で通りがかった若者と酔っ払いが接触したのかと思いました。

「また、喧嘩か」と思い、窓から見ていると、若い男が女性を殴り、膝蹴りを入れています。

いてもたっても居られなくなり、止めにいかなければと思いました。

ただ急に近づくのはマズイと思い、玄関のドアを開けて様子を見ていました。
若い男は、ちょっとヤンキー系でした。
こちらに気がついたのか、男が「なに、見とんねん!」と怒鳴りました。

僕は、ゆっくり二人の方に近づき、できるだけ落ち着いた声で「怪我したら、あかんやろ。やめときいや」と静かに言いました。
すると、男は「おれら、夫婦や! この近くに住んどるんや! 寝てるとこ、迷惑かけてごめんな」と、さも苛立った様子で言ってきました。

にわかには信じられなかったのですが、様子を見ていると、どうやら本当に夫婦のようでした。
ヤンキー系の男は、「人に迷惑かけてるやろ! さっさと家に帰ってこんかい!」と怒鳴り、女性の髪をつかんで引き連れていこうとします。
すると、女性は「帰りたくない」と反抗すると、男は、「お前、なめとんのか!」といって、また女性を殴り、膝蹴りを入れていました。

あまりの暴力に体を割って止めにかかろうとしましたが、なんとか気持ちを抑え、ゆっくりと男に近寄り、「怪我したら、どうすんねん。やめとけって」と最初と同じようにできるだけ抑えた声でその男に向かって言いました。

すると、男は「おれら、夫婦や! お前、関係ないやろ!」といって、睨みながら顔を近づけてきました。

僕が「そうや、関係ないけどな。関係ないけど、怪我したらどうすんねん。あぶないやろ」と言うと、男は「警察呼ぶんやったら、呼べや!」と言い返します。

警察沙汰になって、一番困るのが誰なのか、その男はわかっていないと考え、「警察なんか、呼ぶ気ないから。それより怪我したら、どうすんのや」とその男に言いました。

その後は、男が女性を殴ったり、お腹を蹴ったりする度に、僕は同じことを言い、男も同じことを言っていました。

女性は、本当に帰りたくないのか、ダダをこねているのか、わかりませんでした。
ただ、しょっちゅう男に殴られているようなことを少し口走っていたようです。

女性が何かをしゃべると、男は、また殴り始めます。しまいには、羽交い絞めにして女性をアスファルトにねじ伏せようとし始めました。

僕は、あわてて「やめとけって。ほんまに怪我したら、どうすんねん。あぶないから、やめとけって」と言いました。

男が「警察呼ぶんやったら、警察呼べや!」と言いました。

僕が「ほんまに呼んでええんか」というと「おう、呼べや!」と男が言いました。

その時、僕は、携帯電話を持っていませんでした。

これ以上殴ったり蹴ったりしてると、女性が本当に怪我をしてしまうと思いました。

周りのマンションの窓を見上げながら、大声で「誰か、警察呼んでくれ!!!」と叫びました。

男は「やっぱり警察呼ぶんかい。お前、関係ないやろ」と今度は、こっちに向かってきました。

僕は「怪我したら、あぶないやろ」を繰り返しました。

それから、男は警察が来ると感じたのでしょう。女性も警察に来られては困ると考えたのか、「帰る」と言いだしました。

男は、「迷惑かけて、ごめんな」と言い、女性も渋々転がっていた自転車を起こして、帰り始めました。

僕は、自分の家に戻り、様子を見ていました。途中、男が自転車を蹴飛ばしたりして、苛立っていましたが、どうやら家に帰りそうな雰囲気でした。

しばらくすると、サイレンが聞こえはじめ、2台のパトカーがやってきました。誰かが、警察を呼んでくれたのでした。

パトカーは、夫婦が喧嘩していたところに止まりましたが、僕は出て行きませんでした。

自分の家に戻って、ようやく落ち着いてから、あの夫婦が家に帰ってどうなるのか、気になりだしました。

あの女性は、助けてほしいと思っていたのでしょうか。

女性が殴られないように助けるために、力づくで止めに入ればよかったのでしょうか。

それとも警察が来るまで、その場に夫婦を引き止めておけばよかったのでしょうか。

二人がなぜ喧嘩することになったのか、その理由も知らずに・・・。

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コメント

家の父は母に暴力を振るいます。
正確には、信じられないような暴言を次々吐くのです。
自分では手を出さないつもりですが時々本当に手を出します。
母は文句を言うと殴られるので黙ってしまいます。
自分は時々いろんな人に相談に行きますが手が付けられないようです。
喧嘩するほど仲がいいと言うことわざはありますが、それは両者同じレベルであること。
弱者とみなして殴るようなマネは決して仲がいいとは思いません。
新猛虎道さんの行為は勇気もあるし正しいと思います。
できなかった事で悔やむと言うのはその時に一番出来る事をやったからではないでしょうか。

投稿: 箱庭村民 | 2006/02/21 02:10

ドメスティック バイオレンス メディアが書けばこんなカッコつけた言葉になる。

等の本人らはどうなんか・・・・・・難しい。他人には難しい。 非常にむずかしい。

警察ならどうなんやろ・・・・難しいからあんまり夫婦喧嘩には口を挟まんようや。

家裁の調停なんかもええかげん、相談所も適当。・・・・むずかしいね。

駆け込み寺が必要なんかな。 いまどき。

新猛虎道さんは、やさしい人だ。 優しいだけにちょっと心配。 最悪のケースは考えないように。
ただの夫婦喧嘩だよ。 どうしようもない。

さ、日本の応援しよ。 カーリングのスコアボード、野球にに似てる。
点の入り方、逆転ホームランもありのところはそっくりだと思ってるんよ。

投稿: ありゃま | 2006/02/21 02:30

>箱庭村民さん

ありがとうございます。
実は、男の女性に対する仕打ちに怒っていました。
腕力の違いは明白でした。
だからといって、僕が男に手を上げると同じことになってしまいます。

こういう現場に慣れているわけでもありませんし、あまり遭遇したくないというのが本当のところです。

これで、何かあったらやり切れません。


投稿: 新猛虎道 | 2006/02/21 02:43

>ありゃまさん

ありがとうございます。気持ち、切り替えます。

今日のイタリア戦、かなりしびれましたね。
最後は、本当に見てられないぐらい、ドキドキしました。

あと1時間ぐらいで始まりますね。
また、ドキドキしてきました^^

投稿: 新猛虎道 | 2006/02/21 02:54

女性に手をあげるなど

同じ男として本当に情けないですねー

腹蹴りをいれるなんて最低ですねー

それでも手をあげられても家に帰っていく二人・・

お伝さんも処刑されてしまいましたが

最期まで愛する男の名前を叫んでいたとか

傍から見ていると本当に不思議なもんですね

夫婦喧嘩は犬も食わずとも言いますが

勇気を出して止めに入った新猛虎道さんは

人間としてエライと思います。

しかし、いまだにこんなのがおるんやねー

投稿: バース党万歳 | 2006/02/21 03:51

もこみちさま、勇気ある行動をとられたと思いますが、

とばっちりを受けて、怪我でもされてはたいへんですよ

暴力をふるう男性なんて・・・

たいてい、つきあいはじめはやさしくて

自分のものになったら、

本性を表すんですよネ・・・


おはよう朝日の、アニバさんに出てくる男性

みんなこんなんですよ(^_^;


競馬に夢中やから、

へんな男にひっかかる心配のないSPでした〜^^


投稿: SP | 2006/02/21 09:12

みんな笑って、楽しく、しあわせに

暮らしましょう♪ ^ ^


また、ブログで、もこみちさまを・・・


^ ^


投稿: SP | 2006/02/21 10:42

>バース党さん

ありがとうございます。
こういう話題は、本当は好きじゃありませんが、自分のとった行動で、女性に迷惑がかかったのでは、という思いがあり、書いてしまいました。

>SPさん
ありがとうございます。
男も女も、人それぞれですが、男が腕力にまかせて女をいたぶっているのは、耐えられませんでした。

投稿: 新猛虎道 | 2006/02/21 19:47

みなさま

こういった少し滅入ってしまうような話題ですみませんでした。

すぐに忘れるというか、後に引きずらないタイプなので、一晩明けて、すっかり気持ちも切り替わりました。

また、これからも、お付き合い、よろしくお願いします。


投稿: 新猛虎道 | 2006/02/21 19:54

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